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2009年9月
第106回日本精神神経学会学術総会
会長 山脇成人
   
 2010年5月20 (木) 〜 22日 (土)、広島国際会議場・アステールプラザにおきまして、第106回日本精神神経学会学術総会を開催いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
 本学会は、会員数が1万4千人を超える、わが国最大の精神医学・医療の学術団体であります。グローバル化、情報化、少子高齢化など社会・経済構造が急速に変化する中で、小児期における虐待・発達障害、青年期における薬物依存、中高年期におけるうつ病・自殺、老年期における認知症など、あらゆるライフサイクルにおいて精神科的諸問題が山積しており、精神医学・医療へのニーズは増大する一方です。また、自殺対策基本法、障害者自立支援法、医療観察法、裁判員制度などをめぐる未解決の諸問題も検討する必要があり、本学会の果たす役割が益々重要になってくると思われます。
 このような多様化する社会ニーズに応じて、各領域の専門家が結集して様々なサブスペシャリティーに関する精神医学関連学会が設立され、活発な活動をされています。しかしながら、その学会数が80近くにも及び、独自の専門医制度を作られている学会も増えてきており、「学会参加に追われて診療する時間が取れない」という声もよく耳にします。 
 本学会の学会参加者も5,000名を超える規模となり、様々な専門領域の会員が参加されますので、研修・教育の場のみでなく、わが国の精神医学の将来ビジョンを共有する絶好の機会でもあります。また、精神科専門医制度も定着してきましたので、関連学会の専門医制度との位置づけや整合性などについても議論する必要があるように思われます。
 そこで、本大会の基本テーマとして「求められる精神医学の将来ビジョン:多様な領域の連携と統合」を掲げ、社会ニーズに応えるために、これまでの一般公募に加えて、関連学会と連携した合同企画のシンポジウム、精神医学研修コースなども検討しております。
 広島には会場近くの「原爆ドーム」と宮島の「厳島神社」という2つの世界遺産がある国際平和都市です。また、美味しい酒と瀬戸内料理に恵まれておりますので、多数のご参加をご期待申し上げます。